せっかくの休日なのに、今日は母さんに連れられて買い物の荷物持ち。
もちろん、昼飯とか欲しかったものとか買ってくれるっていう条件付きだけど。
今日はいつも以上に疲れる。
何ていったって母さんと2人っきり。
いつもなら双子もいるが、今日は遊びに行ってしまった。
双子がいたらいたで疲れるんだけど、母さんと2人っきりって方が疲れる。
あのマシンガンのような口を止めることなど俺には無理だ。
「梓ー!梓!」
あーもー!
「外で俺の名前を呼ぶなって言ってるだろ!」
「そんなことより」

そんなこと!?
「あっちで田島くんとか見たわよ。」
「えっ?」
「荷物持ちはいいから行ってきなさいよ。」
「でも…。」
「コインロッカーに入れといて、帰るときにもって帰ってくれる?はい、お金。」
「えっ。あぁ。」
母さんは小銭を俺の掌に置いた。
「それと、今日来てくれたから特別におこづかいね。」
さらに、五千円をくれた。
「ちょっ!いらねーよ。」
「たまにはいいのよ。せっかくの休日なのに付き合わせちゃったからね。ほら!いっといで!」
五千円を無理矢理握らされ、送り出されてしまった。
「あー!花井だ!」
「よー。」
母さんの言った通り、野球部のメンツが揃っていた。
「来れないって言ってたくせに、何だよ!」
「いや。まぁ…。」
「花井、何持ってんの?」
「さっきまで母さんの買い物に付き合ってて。荷物をコインロッカーに入れといて、遊んでこいって言われた。」
「ふーん。」
「とにかく遊ぼうぜ!」
「コインロッカーあっちにあったよ。」
「あぁ。」
本当によかったのかな…。
確か、まだまだ買うものいっぱいあったよな?
これ以上のもの買う予定じゃなかったか?
俺の方が荷物小さいだろ…。
あんな小さい体で持って帰れんのか?

「花井?」
あーもー!
「悪い!やっぱり今日はパス!」
俺は急いで母さんの所まで戻った。
「いないし…。どこ行ったんだよ。」
確か、次はアレを買うって言ってたからこの辺りにいるはず…。
いた。
あんな大きいモノを持ってフラフラ歩いて。
危ないじゃないか。

「母さん!」
そんな状態で振り返んなって!
「梓?どうしたの?遊びに行かないの?」
「いい。荷物持つ。貸して。」
荷物を取り上げて並んで歩き出す。
「別によかったのに。全く、あんたって子は。」
「うるせー。」
たまには、こういうのもしておかないと。
いつも、文句1つ言わずに俺が野球に集中できるようにサポートしてくれてんだから。
いくら、ウザいこと言っても俺を産んでくれた親だから。
レストランにて…。
「久しぶりに梓が母さんって呼んでくれて嬉しかったわー。もう呼んでくれないの?」
「うるさい…。」
「梓。で、監督さんとはどうなの!?ねぇ。」

やっぱり、遊びに行きゃよかった!
終
おお振り小説携帯サイト「明日の天気」の芽美様から4000打をゲット!
記念キリリク小説をまたまた頂いちゃいました\(^▽^)/
「花百」大好きな自分ですが、花井君の母きく江さんも大好きなんです!
という訳で今回は・・・花井君ときく江さんの親子ものでリクエストさせて頂きました。
読んでいて思ったのは・・・
原作では日常がほとんど描かれてないけど、絶対にこんなことありそうですよね!
花井君が結局遊びに行かず戻っちゃうところも・・・実に花井君らしい!
絶対花井君はこういう子ですよね!!
「・・・全く、あんたって子は。」「うるせー」っていって荷物ふんだくっちゃうやりとりとか
・・・かなりツボです!花井君ってばツンデレさんw
きく江さんの母としての思いやりや優しさも垣間見え、
きく江さんのことがますます好きになりました。
なんだかんだいってすごくお互い思いやっていて・・・・本当にいいなぁ・・・!
かわいい親子ですよね・・・・・・。
とてもじーんときて、最後は微笑まずにはいられない
心温まる優しい作品をどうもありがとうございました!
そして4000打おめでとうございました。
芽美様のサイトはこちらです→明日の天気
→今回も萌えました!
かなり萌えましたので・・・またまた挿絵を描かせていただきました
今回はモノクロで水彩風に描いてみました。
イメージ崩していたら・・・
ごめんなさいィ!!(・´д`・;)
あと描きすぎてごめんなさい。
ちなみにきく江さんが持っているのはゴミ箱のつもりです。
(「でかい荷物=分別できるゴミ箱」しか浮かばなかった・・・
発想が貧困ですね自分・・・oTL)