夢は醒めて、今現実になる。



「明日の天気」芽美様から頂きました(^^)


「え?今なんて?」

ダンボールに収められた荷物を片付けていたのだが驚きのあまり手をとめて、まりあさんの方を振り返り、彼女を凝視する。
まりあさんに手を休めない!と叱られ、背中越しに会話することに。

「だから、こうなるなんて夢にも思わなかったって話。」
「っていうと…?」
「自分の弟より年下で、しかも7つも年下の元教え子と結婚だなんて。ってこと…。未だに信じられないなぁって。」

そう今年の彼女の誕生日にやっとの思いでプロポーズして、Okもらって、まりあさんの両親に挨拶して、結納交して、
まだ籍は入れてないけれど(来月提出しに行く予定)結婚に向けて生活を2人で始めることになった。
そう今日から新婚生活…って駄目だ。
絶対、舞い上がってる。
ここ何ヵ月で一生分の幸せを使ってる気がする。
こんなに幸せで大丈夫!?

「梓くん!聞いてる!?」
「えっ!あっ!すみません!」
「手も止めない!」
「ごめん。」

まったくと言いながらまた片付け始めるまりあさん。
そんな彼女の後ろ姿を見ながら幸せを噛み締め…ってそうじゃない!
さっきから考えるべきところが違う!

もしかして、ズルズル長い間付き合ってたから、仕方なしにプロポーズも受けたってことか…?
いやでも嫌われては…ないよな?
嫌いだったら結婚しない…よな?
そもそも付き合ってもないよな?
うわっ、悪いこと考え出したら止まんねぇ!
俺の悪い癖ってのは、わかるけどさ…。
何だ俺。
マリッジブルー?
うえっ!?

そんなことをグルグル考えてると後ろから重みを感じた。
まりあさんが俺の背中の上に荷物を置いていったようだ。

「何、グルグル悩んでるの?」
「なにも…。」
「やだ。何?もしかして梓くんがマリッジブルー?」

ううっ。
図星。

「言っておくけど、梓くんが嫌いだったらとっくの昔に別れてます。」
「わっ…別れて。」

“別れてる”が頭の中でリフレインする。

「だーから!嫌いだったらって言ったでしょ!」
「えっ…あっ。」

はやとちりも梓くんの得意技よねーと言われつつも二の句が告げれないので黙りこむ。
まりあさんは俺の横に座り、別のダンボールを片付け始める。
いつの間にかまりあさんの方はすっかり片付いていた。

「ごめんなさい。」
「何が?」
「さっきから1人で片付けさせて。」
「へぇー…?それだけ?」
「う…。」

まりあさんは片付ける手を止めて俺の方に向き直る。

「私はてっきり“まりあさんは、俺とズルズル付き合ったから仕方なしにプロポーズを受けたと思っちゃいました。
ごめんなさい。”って言われるのかと思ったんだけど。」

えっ?
気持ちただ漏れ?
嘘だろ?

急にまりあさんは笑いだした。
何?

「フフッ。梓くんって昔から気持ち隠すの下手だよね。嘘がつけないっていうのかな?すぐ顔にでて。そこが良いところよね。
梓くんの顔ったらおかしいのっ…。」

これは誉められてんの?笑われてんの?

「あの…?」
「ごめん。ごめん。あー。おかしかった。」

おかしかったって…。
俺そんなに変な顔してたっけ?

「…で?あの…話の続きは?」
「そうだね。戻そうか。で、私が仕方なしに結婚するような人に見える?」
「…見えないです。」
「で、私が何とも思ってない人とズルズル付き合うと思う?」
「思えないです。」
「それにね、さっき信じられないって言ったのは良い意味で信じられないってことなの。」
「良い意味で?」
「だって…7つも上だよ?付き合うだけでもビックリだし…梓くん若いから、こんなオバさんいつ飽きられるかなって思ってたし。」
「そんなっ…!」
「だからね、梓くんと結婚なんて夢のまた夢だと思ってたから…。今こうなってるの信じられないなぁって。」



膝の上にある俺の手の上にまりあさんの手が被さる。

「梓くんこそ仕方なしにプロポーズしてくれたんじゃないよ…」
「それはない!絶対にない!」

そんなことありえない。
たとえ何があったとしても、この気持ちは偽りのない真実の気持ちだから。

「梓くん。私も同じだよ。同じよ。あなたが好きじゃなかったら付き合わないし結婚しません。」
「俺も好きじゃなかったらプロポーズしません。……あなたが好きです。」

そっと、どちらからともなく目を瞑る。

呼吸と暖かみが近付く。











ピンポーン

ドンドンドンドン!


「誰だろ。」

パタパタとまりあさんは玄関に向かう。

って!
あと1cm!
1cmだったのに!
誰だよ!
こんないい雰囲気壊しやがったのは!

「はぁなぁいー!!手伝いに来てやったぞ!」
「くいもんも持ってきたぞ!」

………って!あいつらかよ!!

「中々広いな。」
「へー。」
「おっ…おじゃまします。」

ぞろぞろ入ってくるのは高校の時の野球バカ仲間。

「梓くん!みんな来てくれたよ。」


まぁ。いいか。
まりあさんも嬉しそうだし。

「はいっ!って!こら!お前ら!うろちょろすんなっ!」

2人の生活はこれから。
焦る必要はない。
ゆっくり進めばいいんだから。

大丈夫。
目には見えない確なモノが俺たちにはあるのだから。













おお振り小説携帯サイト「明日の天気」の芽美様からまたまたまた頂いちゃいました\(^▽^)/

「お正月特別企画」に参加させて頂きました。
芽美様の書いた未来設定の花百作品がどうしても読みたくて・・・
「花百で未来設定でラブラブな2人」で小説をリクエストさせて頂いたんですよ。


゚+。:.゚(*゚Д゚*)キタコレ゚.:。+゚

キマシタ!新婚花百ですよ!
寒さも吹き飛ばすぐらいに熱々ラブラブ〜vv

も〜
あまりのふたりのラブラブっぷりに
新年早々たっぷりと萌エマシタ...(*'д`*)'`ァ'`ァ
ええ!萌えさせていただきました!!


あとなんてナイスなタイミングならーぜの面々のオチも最高デシタv(*´∀`)シ



筆者様ご本人はこの作品「ぶっ飛びすぎた」とおっしゃっていましたが・・・
ぶっ飛び大歓迎でございます!!・:+*(〃▽人)*+:・


素晴らしき花百作品を本当にありがとうございましたv

芽美様のサイトはこちらです→明日の天気




→今回も・・・またまたまた挿絵を描かせていただきました

今回は枚数が多くて申し訳ないんですが・・・

読んだ瞬間この3枚のイメージが頭に浮かんじゃって
どーしても描きたくなっちゃったんですよ。


だから描けて大満足v
どのシーンも描いていてとっても楽しく描かせていただきました。

例のごとくイメージ崩していたらごめんなさい( ´Д⊂ヽ


- BACK -